海外からの保活〜都内どの区で保活するか?〜
さて、前回予告しました通り、ここからはしばらく海外からの保活について綴って行こうと思います。少しでも似た状況の方のご参考になれば幸いです。
我々夫婦の状況は、ざっと以下の通りです。
①夫婦フルタイム就労。夫はドイツで就労中。私は日本で就労、育休取得期間のみドイツ在住。
②夫婦共に日本国内に住民票なし。持ち家はないので、帰国後の居住地はゼロベース。ただし都内限定。
③2020年4月、1歳での入園希望
④認可保育園利用調整指数の加点・減点要素:保育に当たれる近隣または同居の親族なし。もし私が夫を残して先に日本に帰ることになれば、自治体によっては別居の加点がもらえる場合も…。
⑤入園申込み前に一時帰国の予定あり
不安いっぱいの海外保活ですが、我が家の場合、住む場所はゼロベースなので、保育園に入りやすいエリアで保活できるというメリットはあります。
当初は、通勤の便がよく愛着のある文京区や、入園決定率都内ナンバーワンの豊島区などが候補に上がっていました。
しかし、諸々の事情を考えた結果、我が家は港区で保活をすることになりました。
港区に決めた理由としては、一時帰国以降の拠点として、港区にある親戚の持ち家を借りられることになった(住民登録して認可保育園にも申し込める)というのが大きかったのですが、その他にも
①認証保育所・認可外保育施設が多い (認可とは別口で申し込めるので、頑張り次第で保育園に入れる可能性UP)
②認可保育園に申し込んだものの内定しなかった場合の補助が手厚い (認証保育所や認可外保育施設に通う場合、認可との保育料の差額が補助される)
③2019年4月入所1次利用調整における内定指数から見て我が家も内定の可能性が十分にありそう
というポイントが決め手になりました。
実は、どこで保活をするかを考え始めた頃、港区は全くの候補外と考えていました。
なぜならば、保育園の入りやすさを見るためには入園決定率を見ろ、と小耳に挟んだのを鵜呑みにして、入園決定率ばかり気にしていたから…。
港区の入園決定率は、23区の中でもかなり下の方。保育園に入るのが厳しいと言われた文京区よりも低かったのです。(たしか2018年のデータを見たと思います)
じゃあもう土地勘もあるし、借りられそうな物件の心当たりもあるし、文京区にしよう。
と思った矢先、「いやいや、内定指数も大事だぞ!」という情報を入手し、じゃあ念のため…と自分たちの点数を文京区の基準で計算し、2019年4月入所1次利用調整の結果と照らし合わせてみたところ…
あれ?!文京区だと1歳児クラスの入園厳しいかも。。
という事実に気づいたわけです。
文京区の場合、我々夫婦の持ち点26点に対し、ざっと見で7割の保育園の内定指数が27点以上。
一方で港区の場合、我々の持ち点40点に対し、こちらもざっと見ですが、7割の保育園の内定指数が40点。
これはどう見ても文京区のが入りづらそう…。新設園が一気に出来るとか、出生率が低くなったとか、転出者が続出したとか特別の事情がない限り2020年もこの状況は変わらずでしょう。
(ちなみに文京区は認証保育所や認可外保育施設が少ないので認可に入れないとかなり厳しくなる模様)
データを分析する際は、必ず母集団がどういう集団なのかを気にしなくてはならないよ、どこかで習ったのに、全く生かせていませんでした…。
(というか数字だけ見てふんふん、と思っていて分析すらしていなかった。)
おそらく文京区は、加点要素のある世帯(兄弟在園児あり、ひとり親など)の申込みが多く、港区は逆に減点要素がある世帯や夫婦フルタイムでない世帯の申込みが多いということなのでしょう。
入園決定率だけじゃ入りやすさはワカラナイ。
一時帰国を目前に控えた5月の学びでした。
ちなみにもう一つ候補になっていた豊島区は認可保育園の入りやすさがダントツですし、土地勘も多少あり、候補の中では賃料も安いので良いなと思っていたのですが、拠点として借りられそうな物件の心当たりがなく、諦めました。
住民登録がなくても申し込める認証保育園や認可外保育園も少なそうでしたし。
もうちょっとこの事実が早くから理解できていれば、日本を発つ前に色々手が打てたと思うのですが、後悔先に立たず。
みなさん、保活はお早めに…。特に海外から保活する場合は、可能であれば日本を発つ前に認証や認可外を当たっておいた方が良さそうです。
学生のキスのお味はいかに
学生のキス、という名のチョコレート。
老舗カフェのクネーゼルが生み出した、ハイデルベルク名物です。
大学の街ハイデルベルクに相応しい秀逸なネーミングと、パッケージの可愛さで人気だそうです。
が、新婚旅行で訪れた時を含め、思えば一度も買ったことがないし、食べたことがない。
こういうお土産物って、観光では買いたくなるのですが、住んでいると案外手を出しにくいのですよね。
先日、日本から友人が遊びに来てくれたのですが、ハイデルベルクのお土産でおススメは?と聞かれても、
「学生のキスっていうチョコレートが有名だけど、食べたことないから味はどうか…ごにょごにょ。」
と、全く持って頼りない返事をせざるを得ず。
これではガイドとしては失格ではないか?
次また誰かがハイデルベルクに遊びに来てくれた時に備えて、味を確かめなくては!
というわけで、お土産を買う友人に便乗して、私も学生のキスをゲットしに行って参りました。
Heidelberger Studentenkuss
Haspelgasse 16, 69117 Heidelberg
https://goo.gl/maps/akqrAt4ogBzpAAhBA
カフェクネーゼルの並びにあるショップで購入できます。如何にも女子受けしそうな外観。
一応私も端くれなので、やはりテンションが上がります。
可愛いハート型の缶に入ったものや、トリュフタイプなど、色々なバージョンがありましたが、メダル型のものが1番オーソドックスなようです。6個入りで10.65ユーロ。
う、うん…お土産物価格…。
ベルギーなんかと比べちゃうと、ドイツってチョコレート高い気がするんだよな…。あの高級チョコレート、ピエールマルコリーニの板チョコが確か6ユーロくらいだったからグラム数的にはそれを上回る高級さ…。
なんてケチくさいことを考えている私には目もくれず、友人は迷いなくいくつも学生のキスを購入していました。
私も一瞬ためらったものの、初志貫徹し、メダル型の学生のキス6枚入りを購入。
(ちなみに、購入したすぐ後にハウプトストラッセのHUSSELコンフィズリーの前を通りかかったら、同じものがなぜか9ユーロで売られていましたが、見なかったことにしました。)
何はともあれ、ガイドとしての務めを果たせた達成感と共に家路に着きました。
早く食べたいなぁ、と思いながら家のドアを開けると、普段いるはずのない時間に夫が帰ってきているではありませんか。
コーヒーブレイクで一旦家に帰って来たらしい。
この人、たまにこういう以心伝心みたいなところがあるのよね。
早速買ってきた学生のキスをお供に、コーヒータイム!
聞けばハイデルベルク在住5年の夫も、やはり学生のキスは未体験だとか。
鉛筆でも入っていそうな箱。
中身はこんな感じです。銀紙が金色のものと、赤色のものがそれぞれ3個ずつ。
銀紙を開くとツルツルのメダル型チョコレート。(チョコレート本体にも学生のキスの絵が押してあったりしないかなと思ったけど、ツルツルでした。)
すんすん。
香りはとても良い。チョコレートとヘーゼルナッツの香ばしい匂い。
それではいざ、実食。
外側は非常になめらか。内側に到達すると少しショリショリした触感がします。
私はこの触感が割と好きでしたが、夫は好きじゃなかったらしい。笑
一口食べただけで、もういらない、別の食べたいと言ってリンツのイースターエッグを食べていました…。
私個人の総評としては、チョコレートそのものを楽しみたいのであれば、もっと他に美味しいお店がハイデルベルクにもあるけれど、お土産物としてのビジュアルと話題性は十分!といった印象でした。
とにかく、ショップそのものが可愛いので、観光の一環としてぜひ行ってみて下さいませ。
悪魔の果実に初トライ
久方ぶりの投稿です。
春は花見に、フランス旅行、イースターなどイベント盛りだくさんだったのですが、フランス旅行半ば頃から娘の夜泣き&母子分離不安(ちょっとでも離れると泣く)が始まってしまい、ブログを書く気力もない日々を過ごしておりました。
生後半年を過ぎるまでは、本当に手のかからなさ過ぎる子だったので、ようやく私も育児の大変さを実感できているなぁ。と感慨深いやら、眠いやら。
さて、毎月第1土曜日は、旧市街のカウホフにあるアジアンマーケットの1割引デー。
この日を心待ちにしていました。こちらに来た当初に購入した調味料がそろそろなくなる頃合いです。
最近の我が家のマスト調味料は、醤油、味醂、中濃ソース、ナンプラーなのですが、これらとカレールーやらお米やらを買い込むと何だかんだで80ユーロ近くするので、1割引は大きい!
大量に食材をゲットしたいアジア人にとっては大変有難い割引きです。
したがって、この日はハイデルベルク中のアジア人がこぞってマーケットに集まるので、知り合いとの遭遇率も高。
今回も色々と食材を物色していたところ、知り合い(中国人)とばったり。
会うなり彼女は好物だという冷凍ドリアンをお勧めしてくれました。
そう、超臭いことで有名なあのドリアンです。別名悪魔の果実。
「これすっごく美味しいの!半解凍の状態で食べるとアイスクリームみたいなの。」
と大絶賛の彼女。
「でも、これって匂いが強いんじゃなかったっけ?」と訝しむ我々に大丈夫よ!とかなりの自信。
まぁ、普段だったら絶対買わないのですが、せっかくお勧めしてくれたんだから買って見よう!とヤケに乗り気な夫に押されて1つだけ購入してみました。
昔ちびまる子ちゃんで、花輪くんがドリアン美味と言っていたので、私もちょっとだけ気になっていたし。
さっそく夕食後に実食。
サランラップできっちり包まれた果実を皿に出します。
この時点でなんとも言えない腐った果物のようなかほり。
まぁでも、思ったほどじゃあないな、とパクリ。
ねっとり、ほっくり、クリーミーな舌触り。
甘くて酸味はない。
うん、確かにアイスクリームみたい!
けど、飲み込んだ後に腐敗臭。笑
なんか臭豆腐にもちょっと似た臭い。
あれだけ乗り気だった夫は、ここへ来て「オレ、食べないよ。」とまさかの裏切り発言。
しかし、当然そんな甘えは許さず、無理やり一口食べさせました。
この臭い苦手!無理!ペッてしていい?
とやたら騒いだあげく、もうこれ以上無理と一口であっさりリタイアしました。
夫よりはまだイケる感じだった私は、
鼻摘んで食べればけっこう美味しいかも?
などと試してみたものの、飲み下した後も口の中に臭いが残っているので意味なし。
結局ここでギブアップ。
速攻で歯を磨きましたが、胃の中からにほいが上がってくるんですかね。朝までにほいがなくなりませんでした。
というわけで、我が家は悪魔の果実に完敗でした…。
調べたところだと、ドリアンは3回食べると好きになるとか。
確かにあの臭いが完全に消えた今となっては、もうちょっとイケそうな気もしなくもない。
しかし、後からレシートを見て知ったのですが、こちらの冷凍ドリアン、一袋約6ユーロ。タカラ本味醂500mLと同じ値段…!
なかなかの高級食材です。それをほんの数口でギブアップしたと思うとかなり勿体無い。。
でもたった6ユーロで未知の経験が出来たと思えば安いものかも?
(と言うのは、一口しか食べなかった夫の言葉です。良く言うわ。笑)
ま、再トライは無いですがね!
ドイツ宅配便の洗礼
やられた…
ついにやられました。
今日はAmazonで注文したレジャーシートが届く予定だったので、朝からずっと家で待っていたのですが、18時になっても来ないのでこれは…
と思って1階のポストを見に行くと、まさかの不在票。
やられたーーーーーー!これが噂のアレか…。
そう、ドイツの宅配便は日本ほど親切ではございません。
簡単にネットや電話で再配達依頼ができる、そんな優しいシステムはございません。
家にいなければ、問答無用で適当なご近所さんに預けられてしまいます。
しかも今回は在宅して耳を澄ませていたにも関わらず、チャイムは一度も鳴っていない…
たぶん金曜日だし、面倒臭かったんでしょうね。
建物の1階の事務所に預けられていました。事務所は土日休みなので、月曜日まで受け取れない…。
明日使う予定のレジャーシートおおおお!!!
すみません、取り乱しました。
1日拘束された上に、目的のブツが受け取れなかった時の脱力感、半端ないです。
まぁ、そもそもドイツの宅配便がそこまで信頼性が高くないのに、ぎりぎりに注文したのが悪かったんですがね。これまで1度も受け取れなかったことがなかったので、油断していました。
それと、宅配便は大体午前中に来るので、お昼頃に一度ポストを見に行っていれば事務所も開いていたので受け取れたかも…。
そんなわけで皆さま、宅配便にはお気をつけ下さいませ。
夫に報告したところ、
「仕方ない、これがドイツの宅配便よ!」
と、さすがドイツ歴5年は冷静でした。
マキネッタへの再挑戦
これを買いました。
ビアレッティのフィアメッタ、3cup用のマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー) です。
ハウプトストラッセにあるTK maxxという生活雑貨、衣類などがアウトレット価格で買えるお店でゲット。14.9ユーロ也。
TK Maxx
Hauptstraße 23, 69117 Heidelberg
https://goo.gl/maps/EAj6Lzd3Lo62
日本では定価4500円+税なので、なかなかお得に買えました。
実はマキネッタを買うのは人生2回目です。
1回目はまだ年若い乙女だった頃。可愛らしいフォルムに心惹かれてビアレッティのモカエキスプレス1cup用を購入しました。当時はコーヒーのいろはもわからず(今も大してわかってないけど)、なんとなくネットで淹れ方を調べていれてみたものの、どうも粉々していて美味しくないな…と数回試しただけでキッチンカウンターのオブジェと化していました。
そして、ドイツ渡航前の家財整理で、ついに燃えないゴミに…。
先日処分したばかりのものを、なぜまた買うことにしたかと申しますと、夫が同僚のイタリア人からもらったエスプレッソ用のコーヒーを家に持ち帰ってきたから。
というのと、その彼が作る絶品ティラミスレシピに、冷たい「エスプレッソ」を使うと書いてあったからです。
どうせならより原型に近い形で再現したいものですが、ドイツ滞在1年で本格的なエスプレッソマシンを購入するのは気が引けます。
その点マキネッタは小さいし、価格も手頃。
マキネッタで淹れるコーヒーは、正確にはエスプレッソではなく、モカというらしいけど、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーを使うよりは本場の味に近づけられるだろう!
という考えで再購入にいたったわけですが、結果買って大正解でした。
マキネッタで淹れたコーヒーは、味も香りも濃厚で、お砂糖たっぷりのマスカルポーネクリームの味に負けません。大人の味のティラミスに仕上がりました。
そして、マキネッタは冷蔵庫の奥で眠っていたこちらも蘇らせてくれました。
ダルマイヤーのデカフェコーヒー。
家に備えつけられているドリップ式コーヒーメーカーで使うために購入したのですが、ドリップだと酸味が出てしまって不評。お試し2回でその後は忘れ去られていました。
マキネッタは、アルミ製なので金属臭を取り除くために、初回使用時には、3回コーヒーを淹れて捨てなくてはならないのですが、そのためにイタリア人からもらった貴重なコーヒー豆を使うのはもったいないな…
と、ためらっていたところ、冷凍庫の中のダルマイヤーの事を思い出しました。
そういえばあの粉、ドリップ用のはずだけどかなり細挽きだったから使えるかも。
と試しにマキネッタで淹れてみたら、コーヒーメーカーで淹れた時とは比べものにならないくらい豆の香りが立って、美味しくできました。不思議と酸味も気にならない。ミルクを加えてラテにすると最高です。
昔モカエキスプレスで淹れたときにザラザラして不味いと思ったのはコーヒー豆の挽き方の問題だったのか、それとも1cup用だと割合として粉々が際立ってしまうのか…。
やはり底の方には粉が溜まりますが、3cup用のフィアメッタで淹れるとそこまでザラザラ感は気になりませんでした。
この味に慣れると今までお手軽だからと使っていたインスタントコーヒーには戻れなくなりそう。
こんな風にぷくぷく抽出されるのを見るのも楽しいです。
抽出後も分解してお湯で洗うだけ。部品も少ないので、コーヒーメーカーよりお手入れが楽に感じます。
これから大活躍の予感。今度こそ大事にするからね!